【教採受験者必見!?】それぞれの校種、どれが楽?

またまた、変なツイートを拝見いたしましたので、こんなことを書こうと思います。

いやはや、小学校と中学校と高等学校とでどれが楽ですか?ですって。そんなん、答えは。。。

 

 

人による

 

でしょう。アホかっつて。

まあ、それだけでは、味気がないので、私個人としての意見を書きましょう。

なんてったって私は、教員経験4年にして、小中高すべての校種を経験しましたので(笑)

 

① 小学校

小学校は何といっても「部活がない」という一言に尽きるでしょう。つまりは、土日休み。放課後は、教材研究となります。教科担任ではなく(これも、段階的に教科担任制にしていくみたいですが)、学級担任制です。児童が起こした問題はすべて学級担任になります。それでも抱えきれない場合、教頭などの管理職に相談となります。口述しますが、中学校ではこの報告はあまりないです。教科学習と学級活動とが一緒に行われますので、児童理解が早いです。また、教科の進み具合も学級担任ができます。カリキュラムを学級担任が行うことができるというわけです。例えば、1学期は総合的な学習の時間を多くし、2学期からは1学期でできなかった算数の授業を多めにし、総合的な学習は少なくする、といった感じです。休み時間も当然、担任裁量です。前時を早めに切り上げたり、延長したり、ですね。

 

②中学校

中学校は大規模校だと大変です。クラスに、アホもいれば賢い子もいる。割り算ができる子もいれば、できない子もいる。さて、こうした中で授業をするわけですから、大変ですね。当然、授業をエスケープする生徒も出てくるわけです。空き時間はそれらの対応に追われます。そしてなんといっても部活からは逃げられないでしょう。最近は少子化で野球部が成立しないなどの事象も起こっているみたいですが、部活がしたくて中学校の教員になる人もいるくらいです。中学生が部活をするわけですから、大人が見なければいけません。部活の準備を「やっとけよ~」では済まされないのです。途中で事故が起こった場合、責任問題です。従って、放課後から拘束は始まります。夏場だと長くて6時までします。それから、保護者対応、教材研究、学級経営の準備となりますから、退勤は早くて8時ですかね。退勤時間は人によって、日によって、まちまちです。人によってと書いたのは、教科によってとも言い換え可能です。例えば、体育の教材研究は楽です。ボール一つで成立する授業だと本当に楽。準備は体育館の使用許可とコートの準備など。バレーボールなんかを授業にしたら本当に教材研究は5分で済みますね。では、大変な科目は何か?理科です。

まず実験準備が大変です。試験管・ビーカー・薬品の調合などを事前に準備し、安全点検もします。理科の先生の間では、「準備1時間・授業1時間・片付け1時間」という言葉があるくらいです。従って、実習系の先生は大変ではないでしょうか?技術、美術などですね。

 

③高校

高校は学校によって違います。低偏差値の学校だとそれは動物園です。座って話を聞いているだけでも、賢いです。毎日が戦場。先生の雰囲気も悪いです。中にはポリシーを持ってやっている方もいますが。教材研究はテキトーでいいです。それこそ、5分、いや、教科書を教室に持っていてその場でやっている人もいたくらい。

あとは大人数ですね。一クラス40人編成ですので、管理が大変です。それから部活指導ですが、これは熱心な先生とそうでない先生とに分かれます。

それから進学指導です。入試問題を教えるわけですから、しっかりしないといけません。教科指導ができなくて校長に何回も叱責された教員を知っています。

 

以上が各校種の私の意見です。さて、私が思うに、土日はぜ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ったい休みたい人でしたら、小学校!!

部活を指導したいという人は中学校。教科の勉強がそこそこできて、サラリーマン的に働きたい人は高校という感じですかね。