あえて掛け算順序について言及してみた

掛け算順序は、小学校だけの問題だと思います。

中学校に入れば分配法則を学習しますから、生徒は結局一緒や~んで納得なわけです。

 

さて、私は小中一貫校で勤務しておりますから、小学校の先生と掛け算順序について話をする機会があるわけです。では、私の見解をお伝えします。

 

「しょー--------もな(関西弁で面白くないの意味)」

 

もっと他に論じなければいけない教育問題があるのに、こればかり。暇な教職員もいるんやなーと思います。さて、そのしょーもなと思う理由をいかに記します。

 

① 算数は国語の一部(小学校は特に)

そもそも、掛け算順序とは何かといいますと、

「いくつぶん × 何個」

という公式通りにしないといけないという話です。例えば、8個入りのうまい棒の袋があります。2つ買いました。うまい棒は何個でしょう?という問題です。

公式に当てはめると

「8個 × 2つ」

となります。これが、算数は国語の一部といわれる所以です。これ、逆にすると、2個入りのうまい棒のふくろがあります。8個買いました。うまい棒は何個でしょう?という問題になりますので、「国語力がないね。読めてないね。バツだね(バツにするのは厳しいと思うが。。。)」となるわけです。

 

② 単位を書けばいいやん

理科教員の私は徹底的に単位を書くよう指導します。例えば密度の問題ですと、

1.0g/cm3 × 5cm3 = 5.0g

というように。単位を数式のように見れば、分母・分子の関係で割れますからね。単位は言葉でもあるわけです。これで、掛け算を逆にしても問題はありません。

 

③ 結局、小学校の先生はアホなの?

総じていうとアホなのかもしれません。ただ、この問題でバツにする時点で分かっていませんよね。せめて△にして、部分点でもあげてやればいいわけです。ただ、算数は国語の一部であるわけですよ。数学も言語学の一部。論理は言語ですから。これを小学校の先生はわかっていない。しかも自分で問題を作らないわけですから(小学校のテストは業者テスト)、なおさらです。

 

忘備録みたいに書きましたが、いかがでしょうか。しょー----もな!と思っていただければ幸いです。