【教材研究】微生物による有機物の分解

今年(2021年度から)の教科書からこの実験が記載されました。

寒天培地を作らなければいけなかったりといろいろと大変なので、明日の予備実験のために、これをまとめたいと思います。

 

準備物

・植え込みの土

※植え込みの土とは、肥沃な土のこと。というか、ホームセンターで「植え込みの土」として売ってる。

https://item.rakuten.co.jp/heiwa/1000283/

う~ん、その辺の山に行って、拾ったらいいのになあ。

 

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今回実験で使った土はここからです

腐葉土であれば、十分だと思います。ややこしい表記をしないでくれ、啓林館。

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こんな感じです。

もうちょっと網目の細かいものがよかった思いました。これでも十分。

 

ヨウ素溶液←これはすぐには必要ありません。本時の作業が終了して、3日後くらいに必要です。

 

・ガスバーナー

・ガラス棒、薬さじ、ビーカー、試験管2本、試験管ばさみ、試験管立て、ピンセット

・寒天培地(寒天にデンプンと脱脂粉乳を入れて固めたもの)、沸騰石、直径6mmの円形ろ紙6枚←これって脱脂綿で代用可能なんじゃね??と思いましたが、微生物の実験なんで不適ですね。

円形ろ紙は穴あけパンチで作りました。熱湯で消毒しました。エタノールをしみ込ませて消毒すると、殺菌効果があるのでやめときました。

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穴あけパンチで円形ろ紙作成

・保護メガネ

 

<手順>

①土の中の微生物を採取する。

(1) 植え込みの土を水の入ったビーカーに入れ、かき混ぜる。

(2) (1)の上澄み液を2本の試験管に分け、一方をガスバーナーで加熱し、沸騰させる。

※必ず沸騰石を!常識ですね。

(3) ピンセットで直径約6mmの円形ろ紙をつまみ、(2)の液にそれぞれ3枚ずつしみこませる。

 

② 微生物のはたらきを調べる。

(4)しみこせた円形ろ紙をそれぞれ別の寒天培地の上に置き、ふたをして数日間保つ。

※寒天培地のつくり方

寒天培地を作る前にペトリ皿とふたを煮沸消毒しましょう。オートクレーブできればなおよし。(と指導書に書いてありますが、ペトリ皿とふたを70%エタノール水を浸した脱脂綿で拭く程度で十分だと思います。)

水100mLあたり寒天2.5g、可溶性デンプン1g、脱脂粉乳1gを加えた溶液をビーカーに入れ、弱火で加熱する。(と書いてありますが、電子レンジで加熱しながら、作るといいでしょう。)溶けたら、厚さ5mmを目安にペトリ皿に注ぐ。自然に固まるまで放置します。

後日談

寒天培地を作るのが大変でした。結論から言うと、弱火で加熱しながらの方がいいです。電子レンジは理科室にはないですので、備品購入するのも大変です。本校にはガスコンロがありましたのでこれで代用しました。

ふっとうしたら

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寒天培地

沸騰したらすぐペトリ皿にいれました。厚さは5mm程度です。

(5) 寒天培地のようすを観察する。

  4日間観察するのがいいでしょう。

(6) それぞれの寒天培地にヨウ素溶液を加え、反応のようすを記録する。

 

とまあ、こんな感じ。明日の予備実験が終われば、写真とか掲載しますね。