分相応かなー?

分相応(ぶんそうおう)とはこういう意味だそうですよ。

[名・形動]その人の身分や能力にふさわしいこと。また、そのさま。応分。

 

で、分相応って就職の話。私の学科って毎年、90人中3人くらいの割合で派遣会社に就職するんです。ちなみにその派遣会社って技術系の派遣ね。身分は正社員なので。

バイオ系の学科だとそれがひどく5人くらいそれになります。

彼らは就職活動を必死につづけたのだと思います。だけど、結局そこに落ち着いた。私もそういう企業に落ち着きました。前から書いているけど、助教授が無能なので、研修指導も1からしてくれる企業を探しました。あと、分野も変えました。若いから変えたって問題ないからね。

 

大学には就職が決まったことは言わないで、教員志望ということにしています。いつ言おうかなー?

大学時代にタイムスリップ

月末の金曜日に早く帰れるように制度化するんだそうです。例の企業の過労死問題があってのことです。具体的には、月末の金曜日に午後15時には仕事を終わらせ、旅行や料理の準備に消費をせよということで、経済産業省が通達するんだそうです。

15時って中途半端な!半ドンという言葉があったんだから半金もありゃあいいじゃん!!

 

ということで先週の土曜日と日曜日に大学の学園祭があったので、出身大学へ。私の通っていた大学は田舎の田舎の僻地の僻地に位置しているので、新幹線を乗り継ぎ乗り継ぎ、着いたのは22時過ぎ。

遠いし、お金はかかるし。でも大学時代はそんなことは日常茶判事で弾丸で実家に帰る友人がたくさんいたものです。

私は今、博士前期課程2年で就職も決まり、落ち着いたのでこのように遠いところでも行けるわけです。また金ならあるわけですし(笑)。同期が私と同じ大学に通っていて(私は地元の大学院に進学したのですけどね)、彼の家に泊まることで宿泊費を浮かすことが重要。

 

翌日は少し早起き(といっても9時に起床)。そして11時に大学に向かう。実は3月の卒業式にも顔を出したのでなつかしみはなかった。だけど、研究室に入ると一気にそのときの感覚が戻ってきた。その分野から離れてもう2年目。そうちょうど2年前に指導教官によその大学院に行くと告げると、そんな前向きに考えてくれなかったな。そりゃそうだよ、入りたいって言って入ったのによそに出ると言うんだ。そうなってしまう。今もそういう大学生が多く、結構揉めているところは揉めているそうだ。だけど当時は、なんか言われるだけで終わった。研究室には装置があり、真空を引いている。その時の音がだいぶとうるさい。だけど、それが懐かしかった。あんな部屋のソファで寝ていたのだ。

昼からは焼き肉。1000円で豚肉1パック、2000円で牛肉(土佐牛)1パック。炭火で焼いて食べるバーベキュースタイル。これがうまいのだ。これを食べにここまできた。

私の後見人2人の弟と後輩を連れてきて一緒に食べた。いろんな話が聞けたのがうれしい。あの時はよかったなんて微塵たりとも思わないが、変わってはいけないことも中にはある。それはまるで自分の核のようなものだ。私の人格形成に少しは糧になったであろうあの町も変わっていなかった。よく行ったパン屋はそのままだった。変わったのはコンビニが増えたくらい。だってやっとセブンイレブンが最近上陸したのだ。

 

大学は必要ないといわれる昨今、地方の片隅に存在する私が通っていた大学はずっと心の中にあり続ける。そしてあり続ける限り、歩みを止めてはいけない。

 

帰り際、4階に行くと、指導教官が部屋に在室していた。同期が会うようにと促したが、とてもじゃないが会いたくない。どうしてかというと自分でもよくわからない。ま、無理して出たからな。

あと、学術誌に自分の名前が載ったから、それで近況を知ればいいだけのこと。

 

帰りにこの曲を聴きながら帰った。

www.youtube.com

頭を使うからお金がたくさんもらえるんだよ~25の男が言った~

教師を目指していたころの私が大学院1年生時、ある友人に言われた言葉である。びっくりした。彼は化粧品会社で設計だか品質管理だか分からないが、開発職に就いた。

「俺が教育実習に行ったころ、今(大学院)よりは楽だった」

これは確かによく分かる。私が通っていた大学院はブラックだということで有名であったから。そしてその後

「頭も神経も使う研究職は儲かる。教員はほぼルーチンだから儲からない」

と彼は言った。

 

もうそこから彼との積極的な交流は辞めた。25も超えて、16歳のハローワークにでも通ったらよろしいのではないだろうか?それくらいの幼稚な仕事観。

 

それからそんな彼の作るであろう化粧品の不買運動をしている。ここでは書かないが大阪に本社がある会社(耳につける装飾品名の会社)だが、絶対買わないことにしている。

 

失礼千万だ。頭にきた院生1年のころだった。

 

「ノーベル賞飽きた」~太田光は正しい~

毎度の流れですね。

日本人がノーベル賞を取得。

「いやー素晴らしい」

からの

「役に立つの?」

からの

「役に立たない」

からの

「理数科教育を推進するべきだ!科研費をもっと充実!」

からの

「そもそも基礎研究は息の長い云々」

 

もういいです。しょーもない。

ここは村上春樹さんにでも締めてもらいましょう。

「今年も無理でした」

教師が生徒に告られたらどうしたらいいのかとその考え方

大学時代の教育関係の授業で書いた資料を公開!!

まず場面設定で劇は進みます。

生徒に告白される→先生困る→「彼女がいるから」と言い、生徒の申し出を断るが一連の劇の流れでした。

1、序章

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このような状況の中、教師は生徒に告白をされる。

そして同僚にそのことを相談するのであるが、そこで教員に何故なったのか問われ、主人公の教師は「お互いに成長できるから」と答える。

一方、生徒はまた違う教師にそのことを相談し、「付き合ったとして、周りの友達はどう思うのか」と問われ、考えを改める。

また最終的に教師は「彼女がいるから」と言い、このことは終結に向かった。

 

2、考え方の補助線

補助線というのは幾何学で用いられるものであるが、具体的に言うとそれまで複雑であったものが補助線を引くことにより、簡単に解決あるいはわかりやすくなるというものである。ここでどうして僕たちは(僕達の班は)、教員が生徒と付き合うのを、高校3年生女子なら法律的に問題がないにもかかわらず、ダメだと思ってしまうのだろうということから考えた。

そこで引くべき補助線が「オオヤケ(公)」と「ワタクシ(私)」というものである。

以下にこの問題を図解して説明する。

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上図を主人公の言葉である「教師になった理由が生徒とお互いに成長できるから」というものを思い出していただきたい。我が班のシナリオでのセリフであるので特異な例だと思われる方は理想とする教員像を思い描いていただきたい。そして問いかけてほしい。

 

「もし自分が主人公なら付き合うことを承諾したとして、理想とする教員像を満たすことができるか?」

 

答えはNoだと思う(私達の班はNoだとした)。なぜなら、クラスでの評価が低下し、教師間の評価が低下、もっと言えば地域の評価が低下するからだと考えたからだ。これが

 

地方公務員法 第33条 職員は、その職の信用を傷つけ、又は職員の職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。

 

の意味である。特に教員は公務員の中でもその公の要素の数が多いのが特徴であろう。

 

また生徒側の「オオヤケ・ワタクシ」を考えたが、教師についてだけで文面を割ことにしたいので割愛する。

 

我が班が例として挙がったオオヤケ・ワタクシ問題

・警察官が未成年と付き合った場合…No(法というのが公の要素としてあるから)

・消防士が未成年と付き合った場合…?(班の意見がわかれた)

 

3、ネットの意見

県西部の県立高校で50代の女性教諭が長男が通う別の高校の入学式に出席するため、担任を務める1年生の入学式(8日)を欠席していたことが分かった。新入生の保護者らは「今の教員は教え子より息子の入学式が大切なのか」と困惑している。県教育局によると、県内の県立高校では、ほかに男女3人の担任教諭が子息の入学式出席を理由に休暇届を提出し、勤務先の入学式を欠席した。 関根郁夫県教育長は11日に開いた県立高校の校長会で「担任がいないことに気付いた新入生や保護者から心配、不安の声が上がった」と、この事実を報告した上で「生徒が安心して高校生活をスタートできる体制づくりと心配りに努めてほしい」と異例の“注意”を促した。 関係者によると、入学式の担任紹介の中で校長が女性教諭の欠席理由を説明。女性教諭は「入学式という大切な日に担任として皆さんに会うことができないことをおわびします」という文章を事前に作成し、当日、別の教諭が生徒らに配ったという。 来賓として入学式に出席した江野幸一県議(刷新の会)は「担任の自覚、教師の倫理観が欠如している。欠席理由を聞いた新入生たちの気持ちを考えないのか。校長の管理責任も問われる」と憤慨。

 県教育局は「教員としての優先順位を考え行動するよう指導する」としている。

 

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オオヤケ・ワタクシの考え方の応用として、上記の内容を考えてみよう。

まず、教員である以上、オオヤケの要素は同じ。またワタクシはこちらのほうがわかりやすく、「家庭」であろう。その共通部分で揺れ動いた、具合的には自分の息子の卒業式に出席するのか、それとも学校の入学式を優先するのかで揺れ動いたのがこの教員である。

 

実はネットの意見がわかれたのである。これをどう読み取るか?これを考える一つの補助線を次章に用意した。

 

 

4、自由と合理化と美徳と…。

ワタクシ・オオヤケにこの世間の目として「美徳」を取り上げた。

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3章の問題をどう考えるか?

美徳を一言で言うのは難しいのであるが、簡単にいえばモラルだと思う。自由と合理化とその共通部分であるところで揺れ動いた場合、この美徳というのを自分の中に入れて判断を下すべきだと思う。

この問題では、断り方が美徳の部分であろう。「彼女がいるから」と答えることにより、クラスの目線、世間の目線、教師間での自分etc…をモラルに反せずに守ることができた(と考えられる)。

少し強引であるが、この4章及びこれまでの考察を終えたいと思う。また、著者の願望でもあるのだが、この問題のまた違う補助線のひきかた、考え方を教えていただきたい。

 

 

伝統

御大「君に先天的に備わっている創造性ってのはまず、子供を作ることなんだよ。これは誰でもできる。だけどね、本当の創造であったりクリエイティブってのは、もちろんそこには意識ってのも入るよ、心の在り方だって十分クリエイティブなことだ。モノを作る、新しい概念もそう、それを作るすべは先天的には与えられてなくて、それは一から自分で組み立てていくしかないから自分から接触していくしかない」

私「だけど、自分的なものばかり作るのですがそれは・・・」

御大「わかるよ、非常にわかる。だけどね、その自分的なものって結局誰かの模倣だったりするわけだ。しかも、先人のね。創造っていうのは何かが自分を通して過去から未来に通っていくだけだって感じるんだ。つまり自分がどこにいるかってことを知ることは人間にとって大事なことなんだと思うよ。何かを表現したり、特に科学に多いんだけど発見することだってそう。これもアインシュタインニュートン、マクスウェルがもうその大枠は決めたんだ。つまり展開するだけ。結局は伝統なんだよ。」

私「アインシュタインと聞くと量子力学が思い浮かびますよ。今の今まで原子の解明に一役買ってきた量子力学ですが、もう下火というかなんというか。」御大「ま、今科研費の季節だけど、そのほとんどが化学系だったりするからね。なかなか物理でおまんまが食えない時代だったりするんだ。」私「しかし、マクスウェルによって携帯電話が使えるわけです。マクスウェル方程式から150年たってからでありますが。」御大「そうそう、量子力学ができて100年ってわけだ。でやっとその原子や宇宙の解明ができた。次はそれこそものづくりだね。これがくせもんだよ。なんといってもボーアの相対論の美しい数学がない。工学ってのは数学の伝統にも立っているわけだ。これがないとまず無理だね。そういや君は量子力学やるって?」私「そうです。立ち位置、居場所がなくて困っています。」

御大「ま、それは仕方ないよ。大きなパラダイムシフトに立っているからね。年収350万円で生きていたりできるのは貨幣経済が終わったと思うよ。そんな時代ですらパソコンはみんな持っているし、安倍さんとオバマさんが言った寿司屋も10万円もしないというじゃないか。うまいもんも少し買うものを我慢すれば食える時代。貨幣経済が終わるか否かのパラダイムシフトなわけだ。で、科学だってそう。原子崩壊なんてもう質量保存の法則が成り立たないのと同様に、量子力学が工学に応用されるのも何かが崩壊しないといけないんじゃないのかな?というよりもう崩壊しちゃって、量子力学エンジニアなんてものに伝統がないのが今の状態かもね。」

貨幣経済が終わる?

「難しく考える必要はないよ。君だって損得勘定で生きてないだろ?損しかしないのに動いてしまう。その時点で貨幣経済が終わっているんだよ。ま、ミクロな話ではあるけど。この辺のことを勉強したかったら行動経済学でも読めばいいんじゃないのかな?」

ーそんなことより居場所ですよ!居場所がないから常に孤独なんです!

「みんながそうじゃないのかな。今の人たちは点でしか存在しないようにしか見えて仕方がないけど。なんていうのかな?自分の意志でしか生きられないというか、そんな感じ。昔は不二一体という考えがあったわけだ。たとえばむかしのCMは家庭がターゲットだった。だけど今なんて個人だろ。なんでも自分が背負わないといけない。これはすごく過酷な世の中だよ。不二一体ってのは一時流行し江戸しぐさってやつだ。」

ーその江戸しぐさは苦労して培ってない文化だからすぐ滅びて、点でしか生きてないと?

「そう。ルームシェアってあるだろ?あれって若者の点から線あるいは面で生きていくという表れでしかないと思うんだ。つまりこれ江戸しぐさってわけだ。水面下でよりよく生きようとしているよね。点が線になって面にでもなれば君はだいぶと楽に生きていけると思うんだ。ある高名な指針化の臨床医が総合失調症が治る瞬間ってのは『自分がどこにいるかがわかる時だ』っていうようなことを言っていた。それは具体的な場所じゃなくて精神の居場所なの。いろんな意味での。過去から未来のどこにいるのか。どういうものから生まれて、どこに向かっているか。つまりは曼茶羅のどこに自分はいるのかっていうこと。それを知ることなの。」

お気に入りサイト(順次増強)

原子スペクトル

http://www.nist.gov/pml/data/asd.cfm

パソコン性能サカナ

http://ie.microsoft.com/testdrive/Performance/FishBowl/

埼玉大学の谷先生が提供されている地図作成ソフト「MANDARA」

http://ktgis.net/mandara/

放送大学ラジオ番組表

http://www.ouj.ac.jp/hp/bangumi2/bangumi_radio.php

http://www.geocities.jp/ikuro_kotaro/index.htm

イオン化エネルギー算出

http://www.dreebit.com/en/ion-beam-technology/scientific-service/ionisation-energies.html

分子のおもちゃ箱

http://mike1336.web.fc2.com/

フリー素材「ひばな」

http://hibana.rgr.jp/

カーネル大学図書館(論文検索用)

http://arxiv.org/

検索サイト

http://www.wolframalpha.com/

dig info

http://www.diginfo.tv/

MIT corseware

http://ocw.mit.edu/courses/audio-video-courses/

米国材料学会

http://www.mrs.org/home/