教材研究【小学4年】水蒸気の正体を教えないためには・・・
水蒸気って目に見えません。
目に見えないがゆえに、どのようにして児童に感じさせたらよいか分かりませんよね。
どうしてもこの画像を見せると、どうしても先生は・・・
「白いのは水ですよ。見えないのが水蒸気です。水が気体になったものです」
と教え込む。教え込むと児童は覚えなければいけない。そうすると、実感が伴わない理科になってしまいます。さて、あなたはどのようにして、「見えないのが水蒸気」ということを児童に実感させますか?
① 実際に水蒸気を作る。
以下の図のように、熱湯にジャムのビンを入れます。ジャムのビンは煮沸して消毒されたりしますので、たとえ熱湯に入れても大丈夫です。
そうするとジャムの中に入っている熱湯は外気で冷やされ(これを冷水につけるとなおよい)、ジャムのお湯は気体になります。
では、この正体はなに?と児童に問いましょう。
時間がかかる実験なので、お湯が水蒸気になる間はもののあたたまり方の実験をさせるなどして、間延びさせない工夫をしてください。
でも、これは時間がかかるし、なかなかうまくいかないことも多いので、おすすめはしません。
② 身の回りの水蒸気を利用する
身の回りに水蒸気はあります。例えば、湿気。これは水蒸気ですね。
さて、私たちの身の回りで水蒸気を作り出しているのは何でしょう。
正解は、「私たち」。そう人間です。これなら、教材として申し分ないですね。
あとは、ある物品を美術室で借りてくるだけです(あるいは、100円均一店に駆け込むだけです)。それは、これです。
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トレーシングペーパーです。試しに、手の上にトレーシングペーパーの破片を載せてください。不思議な現象が起きますよ。あとは、セロハンでもできますね。